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AIエージェント運営ガイド

Smart Treatsがどうやって複数のAIエージェント×人間チームでメディアを運営しているか。
再現可能な仕組みを完全公開します。

目次

  1. 全体像:誰が何をやっているか
  2. 5つの役割と担当
  3. Agent Bridge — Bot間通信の仕組み
  4. 記事生成パイプライン(5ステップ)
  5. 他の人に仕事を振る方法
  6. 各エージェントに必要なもの
  7. 新プロジェクトへの応用手順

1. 全体像:誰が何をやっているか

Kosuke(人間・オーナー) │ 「記事10本作って」← 1行指示 ▼ gyoza(Claude Code)— 司令塔&全実装 ├→ 記事HTML生成・ブランドルール厳守 ├→ Agent Bridgeでbotchanにリサーチ依頼 ├→ kodak(Codex)に設計相談 ├→ git commit & Cloudflareデプロイ └→ Kosukeに最終報告のみ agent2 — 記事生成の並列ワーカー ├→ ta-works: パパ向けレシピ担当 └→ sonoro-works: 科学・トレンド記事担当 kodak/Codex — 設計・アーキテクチャ担当 └→ 複雑な機能設計・タスク分割 botchan/OpenClaw — リサーチ・監視担当 └→ PubMed・FDA・競合クロール

Smart Treatsは「1行指示で全部回る」を実現しています。オーナーのKosukeが「記事10本作って」と伝えるだけで、AIエージェントが自律的にリサーチ→記事生成→品質チェック→デプロイまで完了します。

2. 5つの役割と担当

役割担当タイプいつ動くか
司令塔&全実装gyoza(Claude Code)AI常時。記事生成・デプロイ・コード修正
記事生成ワーカーta-works / sonoro-worksAI記事キューにアサインされた時
設計・レビューkodak(Codex)AI複雑な機能・大型改修時
リサーチ・監視botchan(OpenClaw)Bot24/365。cron実行 + オンデマンド
最終判断・承認Kosuke人間最初の指示と最後のOKだけ

ポイント:人間のオペレーションを最小化

Kosukeがやるのは「何を作るか決める」「最終OKを出す」の2つだけ。中間工程は全てAIが自律的に処理します。

3. Agent Bridge — Bot間通信の仕組み

なぜ必要か

Discord上のBot同士は@メンションが通知として届きません。そこでWebhook + JSONで確実にタスクを受け渡す仕組みを構築しました。

gyoza → publisher.py → Discord #agent-queue(Webhook) ↓ watcher.py(cron 1分間隔)が検知 ↓ OpenClaw agentが実行 ↓ #agent-done(Webhook)に完了報告 ↓ gyoza ← result_handler.py ← 結果取得

3つのスクリプト

スクリプト実行者役割
publisher.pygyozaタスクをJSON形式でWebhook投稿
watcher.pybotchan(cron)1分間隔でタスク検知→実行
result_handler.pygyoza完了報告を取得・待機

使い方の例

# リサーチ依頼
python3 publisher.py \
  --type crawl \
  --title "低糖質おやつ SEOキーワード調査" \
  --instructions "子供 低糖質 おやつ で上位10サイトを調査" \
  --project smart-treats

# 設計依頼(kodak宛)
python3 publisher.py \
  --type design --to codex \
  --title "内部リンク自動化設計" \
  --instructions "全記事の内部リンクを自動管理する仕組みを設計して"

# 完了確認
python3 result_handler.py --check-latest

# 特定タスクの結果待ち(最大5分)
python3 result_handler.py --task-id <uuid> --wait --timeout 300

4. 記事生成パイプライン(5ステップ)

1
テーマ決定

article-queue.yamlで記事テーマを管理。status(queued→in_progress→done)、assigned_to(gyoza/ta-works/sonoro-works)、priority(tier1-3)で制御。

2
リサーチ

botchanにAgent Bridge経由で依頼。PubMed論文検索、FDA添加物規制チェック、競合記事の構成分析を実行。結果はdata/research/に保存。

3
記事HTML生成

ブランドルール&ペルソナガイドに従い、Schema.org JSON-LD付きのHTMLを生成。NG用語チェック済み。コンテンツ順序は「感情→根拠→専門性」。

4
品質チェック

evidence_checker.pyで自動チェック。NG用語の有無、外部コンテンツとの重複度(60%以上はNG)、栄養数値の出典有無、エビデンススコア(70点以上でOK)。

5
デプロイ

git commit & push → wrangler deployでCloudflare Workersに公開。デプロイ完了後、Kosukeに最終報告。

ブランドルール(全工程で厳守)

5. 他の人に仕事を振る方法

パターンA: 記事生成を振る(agent2方式)

必要なもの: Claude Codeセッション + GitHubアクセス + ブランドルール理解

  1. article-queue.yamlで対象記事をassigned_to: 担当名に設定
  2. 担当者のClaude Codeセッションで記事を生成
  3. 専用ブランチ(例: feat/agent2-sprint)にcommit & push
  4. gyozaがmainにマージ & デプロイ

注意: 同じファイルを同時編集しない。ブランチを分ける。NG用語チェック必須。

パターンB: リサーチを振る(botchan方式)

必要なもの: Agent Bridge + OpenClawアカウント

python3 publisher.py --type crawl --title "○○の調査" --instructions "具体的な指示"

結果は自動で#agent-doneに報告される。result_handler.pyで取得。

パターンC: 設計を振る(kodak方式)

必要なもの: Agent Bridge + --to codexオプション

python3 publisher.py --type design --to codex --title "○○の設計" --instructions "要件"

kodakが設計書を作成し、project-memory/に保存して報告。

6. 各エージェントに必要なもの

gyoza(司令塔)

項目詳細
Claude CodeAnthropicアカウント + CLI
GitHubリポジトリ読み書き権限
CloudflareAPIトークン(デプロイ用)
DiscordBot Token + チャンネルアクセス
Agent Bridgepublisher.py + result_handler.py

agent2(記事ワーカー)

項目詳細
Claude Code別セッション(別マシンまたは別ターミナル)
GitHubリポジトリ読み書き権限
ブランドルールdocs/claude-code-guide.md の理解
専用ブランチfeat/agent2-xxx

kodak(設計担当)

項目詳細
Claude/Codex別セッション
Agent Bridgeタスク受信(watcher.py)
設計ドキュメントDESIGN_SYSTEM.md の理解

botchan(リサーチ担当)

項目詳細
OpenClawアカウント + CLI
Agent Bridgewatcher.py(cron 1分間隔で登録)
クロールスクリプトscripts/crawl_*.py

7. 新プロジェクトへの応用手順

以下の8ステップで、Smart Treatsと同じ運営体制を別プロジェクトに構築できます。

1
リポジトリ作成 — GitHubにプロジェクト用リポジトリを作成
2
CLAUDE.md作成 — ブランドルール・NG用語・コンテンツ順序を定義
3
Agent Bridge設定 — .envにWebhook URL・Bot Token・Channel IDを設定
4
記事キュー作成 — article-queue.yamlでテーマ・優先度・担当を管理
5
ペルソナ定義 — PERSONA-GUIDE.mdでターゲット読者を体系化
6
デプロイ先設定 — wrangler.tomlでCloudflare Workers設定
7
Discordチャンネル作成 — メインチャンネル + リサーチ用チャンネル
8
cron登録 — watcher.pyを1分間隔で実行するcronジョブを設定

まとめ

Smart Treatsの運営体制は「AIが自律的に動き、人間は判断だけする」というシンプルな原則に基づいています。Agent Bridgeによるbot間通信、記事キューによるタスク管理、ブランドルールによる品質担保——この3つの仕組みがあれば、どんなメディアでも同じ体制を構築できます。

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